カーテンからロールスクリーン変えたいけど、失敗しないか不安ですよね。
せっかく買ったのにうまくいかなければ、お金が持ったいないし、残念なことに。
でもやってみると、意外と簡単にオシャレな部屋に変身できます。
今あるカーテンレールに取り付けるタイプや、突っ張り棒タイプもあるので、賃貸物件にお住いのあなたでもロールスクリーンにすることは可能です。
ロールスクリーンのデメリット
- ウェイトバーがうるさい
- 掃出し窓には不向きかも
- 片方に巻きズレがよく起こる
- 遮光性は弱い
- 遮音性が弱い
- 断熱・保温性が弱い
カーテンとロールスクリーンは、テレビとラジオぐらい別物なので、適材適所で選びましょう。
このページでは、私が実際にロールスクリーンを使った経験をもとに、メリット・デメリットを紹介します。
このページの目次
ローススクリーンのデメリット
次のデメリットがあります。
風が吹くとウェイトバーがうるさい
掃出し窓には不向き
巻きズレがよく起こる
遮光性は弱い
遮音性が弱い
断熱(保温性)が弱い
では詳しく解説していきます。
風が吹くとウェイトバーが窓枠にあたりウザい音が出る
ロールスクリーンは、もれなく「ウェイトバー」が装着されています。
風が吹くと、スクリーンが吹き上げられウェイトバーが持ち上がり、窓枠にカコーンと当たる音が出ます。
はっきり言ってウザいです…。
単純な話、スクリーンを最後まで巻き上げてしまえば音は出ません。
でも目隠しや遮光はできなくなります。
「ウェイトバーが静音タイプ」を探しましたが、見つかりません…。
フィックス窓(はめ殺し窓)に設置するから大丈夫、と思っても油断できません。
室内は風が通り抜けるはずです。
その際カコンと音が鳴る心配があります。
一応、↓コチラの方法でウザい音を無くすことは可能です。
ロールスクリーンが風にあおられカタカタうるさい!対策はウェイトバーを取ればOK!
掃出し窓に付けると出入りが面倒に
出入り兼用の掃き出し窓には不向きです。
かといって不可能ではありません。
実際ウチでは掃き出し窓3か所に、取り付けています。
カーテンなら横を少しずらせば、簡単に出入りできます。
ロールスクリーンは上下の動きなので、頭の上まで引き上げないと出入りがしにくいです。
(いちおう半分ちょっとまで引き上げて、かがんで出入りはできます)
カーテンをサッと横にずらす動作に比べ、ちょっと面倒…。
掃き出し窓にロールスクリーンは、不便を覚悟してください。
片方に巻きズレが起こりやすい
よく巻きズレが起きます。
ロールスクリーンの構造的に、避けられない現象です。
巻き上げる際ウェイトバーが左右どちらかに揺れると、片方に巻きズレが起きてしまいます。
一応、毎回どちらか一方にタケノコ状の巻きズレになる場合は「調整シール」を貼ることで改善できます。
丁寧に巻き上げればちゃんと巻き取れますが、急ぎ動作で巻き上げた時に、巻きズレが起こります。
うちには、高さ3メートルのはめ殺し窓にロールスクリーンをつけています。
大体半分巻いた時点でズレちゃいますね。
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「ズズ~」っと片側がメカに擦っている音がします。
巻き上げ中盤ぐらいで、ウェイトバーを反対側にちょい寄せして、そ~っと巻き上げるとちゃんと巻けます。
ちょっと手間…。
1mちょい程度の高さなら巻きズレしにくいですが、3mのような長~いスクリーンは、キッチリ巻き上げるのにコツがいります。
カーテンより遮光性は弱い
デメリットなのか微妙ですが、一応挙げておきます。
ロールスクリーンは、カーテンに比べて横から光が漏れやすいです。
またスクリーンの素材自体も、日光が透けちゃいます。
東側の掃出し窓に取り付けたロールスクリーン(遮光等級2級)は、これぐらい透けています。
うちの子がかくれんぼしていますが、本気で隠れているつもりです?
ちょーかわいいでしょw
かくれんぼですぐバレたくなければ「遮光1級」の製品を選んでください。
メカが巻き取れる厚さに限界があるので、完全遮光できるほど厚みが取れません。
(カーテンなら100%遮光可能)
朝・夕の、水平に入ってくる日光は、まるで影絵のようなシルエットが浮かび上がります。
夜なら部屋の明かりで、中から外へボディラインが透けます…。
とくに脱衣所での使用は、遮光等級にご注意ください。
数字が大きくなるほど、透けやすくなります。
遮光等級
1級(うっすらシルエットが映る)
2級(ボディラインが判別できるぐらい透ける)
3級(顔の表情がわかるぐらい透ける)
ウチではそれぞれの部屋で、真っ暗にしたくなかったので、あえて遮光2級を採用しています。
お隣さんの視線をブロックできれば十分です。
遮音性が弱い
遮光でも述べましたが、厚みが取れない分、遮音性もカーテンより弱いです。
カーテンだと厚みがとれるので、室内外の音を少し軽減できますが、ぺらぺらのロールスクリーンで遮音は期待しないでください。
窓枠との隙間も空きますので、音はダダ漏れです。
断熱・保温性が弱い
これも先述したとおり、厚みが十分取れないので、スクリーンの素材自体から熱気(冷気)が漏れます。
そして窓枠との隙間もできやすいので、熱が漏れ出ちゃいます。
少し断熱性能を高めたハニカム・サーモスクリーンというものがあります。
(ちょ、お値段がアレですが…)
あまりコストかけずに対策するなら、カーテンとの併用が良いでしょう。
冬寒いときは、保温性のあるカーテンにする。
夏は、見た目が涼しげなロールスクリーンにする、でいかがでしょうか?
ロールスクリーンのメリット
見た目スッキリ!圧迫感が無い
カーテンのような重厚感は無く、つるっとスッキリした見た目になります!
ロールスクリーンにしたいあなたも、このメリットのためですよね?
カーテンは、全開しても窓枠の左右どちらかにカーテンの束が残り、どっしり重い感じになります。
ロールスクリーンならば、全開すれば巻き取りメカに完全収納され、目立ちにくくスッキリした空間になります。
窓は部屋の印象を変える重要なパーツなので、グっと部屋の印象が変わりますよ。
友人・恋人・家族にイイネと褒められるかも!?
軽快なインテリアにしたい、オシャレさんなあなたにオススメです!
日光と視線を水平方向に調整できる
南側の窓は、目線に刺さる日光は入ってこないので、カーテンでも問題ありません。
日光が水平に入る、東西の窓にはロールスクリーンは有効です。
ロールスクリーンは、上下の動きなので、窓の下側から日光を取り込めます。
そうすると、目に直接日光が入らない高さで、イイ感じに調整できます。
写真は暗めになってますが、実際の部屋は問題ない明るさになっています。
カーテンだと縦方向に隙間ができるため、朝・夕の水平に入ってくる東西の日光は、部屋のずっと奥まで届いてしまいます。
奥まで光を入れたくないときは、全部閉めるしかなく、調整が難しいです。
もしくは、お隣さんの視線をさえぎるため、カーテンを全部閉めてしまうと、部屋が暗くなります。
視線をさえぎりつつ光を入れたいときには、カーテンの下側と中間をクリップで止めて調整していました。
見た目はチョーダサくなります?
でもロールスクリーンだと、イイ感じの高さで調整しやすいので便利です。
色や柄、デザインが豊富
デザインが豊富にあるので、実現したいインテリア似合う色や柄があるはず。
単色や柄もの、キャラクター、あなたオリジナルのプリントなどのデザインから、
![]() 調光タイプ | ![]() すだれタイプ | ![]() ハニカムタイプ |
などの構造の違いまで、デザインが豊富です。
インテリアに合わせて最適なデザインを選びましょう!

ロールスクリーンの特徴
巻き上げ方法は3タイプあります
スクリーンの上げ下げ方法は、
- チェーン式
- プルコード式
- ワンタッチチェーン式
の3タイプがあります。
チェーン式
室内階段踊り場の窓など、窓枠上部まで手が届かない窓は、チェーン式が向いています。
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ボールチェーン(ひも状のプラスチック製で輪になっている)が、本体の右か左にぶら下がっており、このチェーンを回して開け閉めします。
どんな窓にも対応できます。
チェーンの長さは購入時にオーダーできるので、お好みの長さで設置可能。
一般的に横:縦の比=1:8 まで製作可能です。
(例)幅50cmなら高さ400cm(4メートル)まで可能
【注意!】
「ブラインドのひもが子供の首に巻きつく」事故が起きています。
小さい子供がいる家庭では、十分注意してください。
参考:東京都消費生活総合センター
プルコード式(スプリング式)の特徴
ウェイトバー中央の紐(プルコード)を下にちょいと引くと、スクリーンが巻き上がるタイプが「プルコード式」です。
プルコード式が向いている窓は、窓枠上部まで手が届く窓です。
スクリーンを下げるときは、プルコードを下までグーっと引っ張ればOK。
片手でさーっと上げ下げできるので、私はこのほうが好みです?
ちょっと値が張るいい製品は、巻き上げ終盤でゆっくりと完全収納します。
そうでない製品は、最後まで勢いよく巻き取られ、バ~ンとメカにぶつかります。(ウチのはそれ)
また「プルコード(ウェイトバー中央の紐)」は、お好みで不採用にすることができます。
その代わりにハンドルグリップを付けることも可能です。(ウチのはそれ)
掃出し窓に採用するなら、ハンドルグリップが便利です。
ウチの浴室の窓にプルコード式を採用していますが、スクリーン閉め忘れてマッパで浴室にINしちゃっても、サッと引き下げられます。
チェーン式だとゆっくり下がりますから、見えちゃう…。
一般的に、横:縦の比=1:3 まで製作可能です。
巻き取りメカの仕様上、チェーン式より縦方向の比率が短いです…。
(例)幅80cmの掃き出し窓なら高さ240cmまでOK。十分ですかね。
ワンタッチチェーン式(チェーン式+プルコード式)
チェーン式とプルコード式を合体させたタイプもあります。
左右どちらかにチェーンが付いており、チェーンをちょい引くと巻きが上げ、チェーンをシャーシャー引くと下げられます。
(動画参照)
二つのいいとこ取りタイプですね。
次回の購入で検討します☆
掃出し窓のプルコード式は、下まで下げる時のかがむ動作がちょい不便でしたが、このタイプならラクかな?
ロールスクリーンで出来る事
縦に細長い窓がオシャレになる
縦に細長い窓に最適です。
ロールスクリーンは「縦長が得意」です。
縦長の窓をはロールスクリーンにして、おしゃれな空間にしちゃいましょ!
横長の窓枠なら、2つ3つ並べて使うこともできます。
「テンションバー」でネジ止めせずにロールスクリーンをどこでも設置できる
カーテンレールが無いまたは、ネジ止めできない・したくないお宅では「テンションバー」を使いましょう。
ウチの洗面脱衣所と、浴室にはテンションバーを使ってロールスクリーンを設置しています。
ネジ止めしなくて良いし、超絶便利!
壁に突っ張って物を隠すなど、窓以外の仕切りにも使えます。
引用:楽天
女性でも簡単に装着できますよ。
(最後の締め付けはちょっと力いりますね…)
賃貸のお部屋なら穴あけできないですが、このテンションバー使えば、壁を傷をつけることなくロールスクリーンを設置可能!
価格は3000~6000円ぐらい。
掃出し窓など幅広タイプはコチラ。
オリジナルプリントもできる
綺麗な風景やイラストがプリントされたロールスクリーンもあります。
これでよりオシャレな窓にできますね!
少しお値段がかかりますが、世界に一つだけのロールスクリーンが作れます。
- 自分で撮った風景写真
- 結婚/出産/家族写真
- 友人たちと記念写真
- 会社のイベント/店舗など
などで活用できそうですね!
ちなみにロールスクリーンではなく、賃貸物件の壁でも安心な、壁に貼って剥がせるオシャレな壁紙もあります。
ロールスクリーンの購入~取り付けまでの流れ
- 下記3大通販サイトから、価格や性能(防カビや撥水、洗濯可…)の条件を入れ検索
- ヒットした商品画像から、好みのデザインを探す
- 窓枠サイズを指定して注文
- 届いたら、窓枠に取り付け(カーテンレールまたは、壁にねじ止め)
大通販サイトなら豊富な種類から選べます。
メーカー | 特徴 |
---|---|
トーソー株式会社(TOSO) | カーテンレール類の国内シェアが50%(国内トップシェア)、ブラインド類は国内シェア15%というメーカーです。 おもに新築住宅向け・業者向けの傾向が強い。 |
タチカワブラインド | 業務用、家庭用の「ブラインド」の専門企業。 |
株式会社ニチベイ | おもに業務用ブラインドに強みがある。 |
株式会社サンゲツ | おもに業者向け壁紙メーカーとして有名。 |
主にこれらメーカーの商品選びになるはず。
特に気にせず見た目の判断でOKです。
いくつか見ていると、大体の相場がわかるはず。
サイズが同じなら、どの通販サイトも同様の価格になります。
私は、ポイントがどれぐらいつくか、を気にする程度でした。
もし極端に安い海外製があっても、選ばないほうが無難です。
失敗しないためにも、安心品質の日本企業がおすすめです。
うちはたまたまTOSOを選びました。
TOSOは商品が豊富なので、あなた好みの商品が見つかりやすいでしょう。
「レーザーカット」の装飾もできます。
まとめ
このページではロールスクリーンのメリット・デメリットを解説してきました。
使って分かった一番のデメリットは、風が吹くと「カコン」と、ウザい音がすること。
他のデメリットは、それほど難しい問題では無いと思います。
それよりオシャレな部屋になるメリットが大きいと思います。
これから注文住宅を建てるお宅に採用いかがですか?
これまで普通のカーテンを使ってきたと思います。
ロールスクリーンは、おしゃれな空間にできるかもしれないおすすめ設備の一つです。
ホームセンターでも買えますが、やはりネットの方が商品数が多く、好みの商品が見つかりやすいです。
楽天/Amazon/Yahooをチェックしましょう。