我が家のアイランドキッチンでは三菱電機のIHクッキングヒーター『びっくリングIH』を使っています。
IHクッキングヒーターの主なメーカーは、パナソニック、三菱電機、日立、クリナップなどがあります。どのメーカーのどの製品も大体同じような機能なんですが、頭一つ二つ飛び出て特長的と思ったのがパナソニックの『トリプルワイド』と、三菱の『びっくリングIH』でした。
先に『びっくリングIH』の機能と使った感想を紹介します。
詳細な機能説明はメーカーサイトをご確認ください。こちらでは私が購入するに至ったた、コレいいって思った特長を述べたいと思います。
購入を決めた『びっくリングIH』の機能とは?
新築時にアイランドキッチンとともに設置した三菱電機『びっくリングIH』(型番:CS-PT34HNWSR)の感想としては、使いやすい&便利です。
大きな特長その1:業界最大のコイルで広い面積を加熱可能
(出典:My Cloud トピックス | 電脳)
コイル全体の直径が、一般的なIHのコイルに比べて大きいです。
(出典:日経テクノロジーオンライン)
そしてなんといっても5分割されたコイルの形状が特徴的です。鍋がある位置のコイルだけ加熱することで節電効果があります。小さい鍋だと中央のコイルだけ加熱、卵焼き用の縦に細長いフライパンだと、中央と外側上下のコイルだけ加熱するなど、鍋の大きさを自動検知して効率良い通電を行ってくれます。
茹で物の場合は、効率的な対流を発生させることができます。
(出典:三菱電機 IHクッキングヒーター:びっくリングIH びっくリング加熱)
麺をゆでるとお湯の中でぐるぐる回っていますよ。
ガスコンロと比べると、火があたってる部分だけ強く加熱され、その加熱部分にある具材は他より焦げ付くから気を使うことがありました。また、従来式のIHでも中央部分だけ強く加熱され、焼きむらがでます。

びっくリングでは大きいフライパンでも端までまんべんなく加熱し、焼きむらを少なくできます。
これらの加熱方法を三菱電機では「びっくリング加熱」と呼んでいます。
大きな特長その2:熱風調理できるオーブングリルが付いている
(出典:三菱電機 IHクッキングヒーター:びっくリングIH びっクリアオーブン)
従来のIHに付いているグリルは電熱線だけで加熱すると思いますが、『びっくリングIH』では熱風も循環させて調理します。
今流行りのノンフライ調理ができるので、油控えめのヘルシーから揚げが作れちゃいますよ。ノンフライ調理器に興味がある方は新たに数万円で購入しなくても、この『びっくリングIH』で出来ちゃうからコスト削減になりますね!
グリルを使う際に面倒だった水張りは不要です。
肉・魚を焼いてもあまり煙はあまり出ません。
グリル庫内照明で扉を開けなくても中の焼き具合がある程度確認できます。
グリル庫内にすっぽり入るグリルディッシュが付属しています。
その他特長:3口ある
2口より3口あると何かと安心です。ほとんどは左側の大きいコイルの方で調理しますが、たまに3か所同時使用したい時もあります。
その他特長:火力調整ダイヤル
火力調整ダイヤルは直感的にわかり易くて私は好みです。天板側のタッチパネルなどで調節するのはちょっとわかりにくいです(^^;
捻れば火力の大⇔小になるダイヤルが直感的に使いやすいです。
その他特長:オシャレなデザイン
見た目は大事、毎日使うのでダサいのはヤ…
ごちゃっとしたボタンも無く、大変スタイリッシュなデザインだと思います。細かいですが、火力表示のライトもかわいらしい雰囲気でオシャレです。
使って分かった便利な機能
グリルの調理メニュー
グリルチキンが作りやすいし、おいしいですね。
旧宅ではトースターかフライパンでチキンを焼いていましたが、『びっくリンクIH』調理メニューで自動調理してくれる「グリルチキン」の方がグッとおいしいです。
切り分けた大きさによりますが、15分~20分でチキンが焼けます。
タイマー
この製品特有ではないかもしれませんが、加熱時間をタイマー設定できるのが便利です。
使用例としては、ゆで卵を作る時のゆで時間を設定して、半熟~固ゆでなど好みの仕上がりにすることができます。ただし事前にお湯の量とゆで時間の関係を調べておく必要がありますが。
保温機能
80℃で保温してくれます。
食事中に、おかわり用に味噌汁やおかずを保温状態にしておくと、いつも暖かい状態でおいしくいただけます。
残念ながら見送ったパナソニック「3口IH トリプルワイド」の特徴
最後に、気に入ったけれど採用することができなかったパナソニックの「3口IH トリプルワイド」の特徴を軽く紹介します。
(出典:IHクッキングヒーター | Panasonic)
横に3つコイルが並んでいます。そのため奥行が小さく、手前のスペースが広く取れます。そうすると、フライパンを置いたとき、取っ手が手前に飛び出さず体に当たりません。
意図せずフライパンの取っ手にぶつかり、フライパンがひっくり返るトラブルが防げそうですね。手前のスペースも広いので、調味料や材料をチョイ置きできて作業効率がよさそうです。
でも、私が乗り越えられなかった欠点があるんです。それは、
サイズが規格外
なんです。横幅が広く縦幅が狭い特殊サイズで、一般的に出回っているビルトイン型IHの規格サイズではありません。
パナソニックなら対応しているキッチンはありますが、我が家のアイランドキッチンTOTO「クラッソ」には、そのままでは設置できないサイズなのです。おそらくパナ以外のメーカー製キッチンでは設置できません。(詳しくオーダーメード依頼していないので気になる方はショールームなどでご確認くださいませ)
オーダーメイドキッチン業者なら設置可能かもしれませんが。
パナソニックのキッチンを採用するなら「トリプルワイド」を検討してみてはいかがでしょうか。